営業フリーランス・副業時代、優秀な人材と企業が出会うには?
人手不足、採用難が進み、優秀な営業職を正社員で雇用することが難しい時代になってきています。営業職を自社で採用をせず「営業のアウトソーシング・外注」という形を選択する企業も多いでしょう。
営業のアウトソーシングには、主に3つの方法があります。
・営業代行会社への外注
・副業人材への外注
・フリーランス人材への外注
前回の記事「営業代行とは?アウトソーシングするメリットと注意点」では、営業代行について解説しました。今回は副業・フリーランス人材に焦点を当て、フリーランス人材増加の背景と、優秀なフリーランス営業職と企業が出会うためのポイントをお伝えします。
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副業解禁の追い風で、優秀な人材が社外へ
2018年は「副業解禁元年」とも呼ばれ、多くの企業で副業解禁の動きがありました。これまで、ひとつの会社に留まっていた優秀な営業職が、外の市場に出てきています。
それを示すように、2018年2月時点における副業・兼業を含む業務委託で仕事をするフリーランス数は全国で1,119万人と推計されており、これは、2015年の913万人から22.6%の増加となっています。詳しくは「優秀な営業を採用する方法は?採用難の今、営業職争奪戦の勝ち方」をご覧ください。
フリーランスの働き方が浸透しているアメリカ
少し先を行くアメリカのデータも見てみましょう。
アメリカの非営利組織、Freelancers Unionとクラウドソーシングサービスを運営するUpworkによる調査「Freelancing in America: 2018」によると、米国では、労働力人口のうち5,670万人が既にフリーランス化していて、3人に1人はフリーランスという働き方をしています。2014年と比べて370万人増加し、特に35歳未満の若年層の占める割合が増えてきています。
Freelancing in America:2018 より
テクノロジーの進化によって、いつでもどこでも仕事をしやすくなったことが、フリーランスの可能性を広げているようです。
なぜ、営業はフリーランスになるのか
フリーランスというと、デザイナーやフォトグラファーといったクリエイティブ系や、エンジニアやコンサルタントといったスペシャリスト系のイメージがまだ強いかもしれません。
なぜ、営業職がフリーランスになるのか。よく聞く2つのパターンをご紹介します。
「お客様のさらなる満足を求めて」
優秀な営業職ほど、目の前のお客様が心から満足できる状態、成功している状態を目指しています。しかし、その実現には自社製品だけでは難しい、と気づくことも多くなってくるのです。その結果、「フリーランスになって、自分がお客様にとって”良い”と思うものを、会社関係なく売れるようになりたい」という動機からフリーランスに転身する人の声をよく聞きます。
「プライベートな時間とのバランス」
親の介護や、子どもが生まれたことをきっかけに、プライベートな時間とのバランスを考えて、フリーランスを選ぶ人も多いです。これまでの営業で培ったスキル、人脈・顧客リストがあれば、フルタイムで正社員で働かずとも、十分に成果を出すことができます。
日本の営業職が実際に営業活動に割いている時間は、2.5〜3時間という調査結果もあります。短時間で成果を出せる優秀な人材ほど、フリーランスという働き方は魅力的であり、選択する人はこれからも増えてくるでしょう。
フリーランスとして活躍している吉岡さんのインタビュー「フリーランスの営業職が会社を辞めた経緯と、今どう働いているのかの話」では、フリーランスへの転機となったエピソードを詳しく知ることができます。
フリーランス営業職が一緒に働きたい企業とは
では、優秀なフリーランス営業職が「一緒に働きたい」と思う企業とは、どんな企業なのでしょうか。もちろん、報酬額も大きな選択肢にはなりますが、それだけではありません。こちらも実際の声をご紹介します。
「何がよくなるか、誰が喜ぶか、が明確」
「お客様のさらなる満足」を求めている営業職にとって
・自分の営業活動を通じて社会がどうよくなるのか
・誰が喜ぶのか
が明確になっている企業は魅力的であり、一緒に働きたいという声は多いです。
「サービスや商品がわかりやすい」
サービスや商品のわかりやすさ、売りやすさも大事なポイントです。当たり前ですが、営業職自身がサービス・商品をきちんと理解し、「これは良い」と思ってないものは売れません。
「働き方の多様性を認めてくれる」
プライベートな時間とのバランスを重視してフリーランスになった営業職にとって「制約が少ない、自由であること」も重要なポイントです。
ガチガチにタスク管理し、営業活動について事細かな指示を出してくる企業は、フリーランス営業職の良さをつぶしてしまう可能性があります。ある程度の裁量を認め「あとは成果を見せてくれ」という姿勢の企業は人気が高いようです。
「コミュニケーションがスムーズ」
チャットツールなどを使ってコミュニケーション方法を工夫したり、フリーランスの人が働きやすいように情報提供に熱心な企業は、営業職と良い関係を築けます。逆に、「業務委託は社外の人」という感覚で、最低限のやり取りや情報共有だけで済ませる企業は、敬遠されるでしょう。
”情報提供”と”やり取りの頻度”の2点は、企業とフリーランス営業職の関係性を良くするポイントです。企業担当者とフリーランス営業職の対談「企業とフリーランス営業職の幸せなお付き合い」でも、コミュニケーションについてのエピソードをご紹介しています。
優秀な副業・フリーランス営業職を採用するには
正社員の営業職の募集はしたことはあるけれど、副業・フリーランス人材は採用したことはない、という企業の方もいらっしゃるでしょう。フリーランス人材と出会うには、どうすればいいのでしょうか。
副業・フリーランスに特化して募集する
当然のことですが、副業・フリーランスを歓迎していることを知らせなければ、応募はきません。積極的に告知をしていきましょう。
ソーシャル・リクルーティングサービスWantedlyでは、募集情報に「探している人:フリーランス」を設定している企業も多くあります。また、リモートワーク・フリーランス・副業といった働き方に特化した求人だけを掲載しているReworkerのようなサービスもあります。
正社員募集以外の求人媒体をリサーチし、掲載していきましょう。
マッチングサービスをする
フリーランスと企業をマッチングするサービスは増えてきています。
2018年5月にNewsPicksが企画した特集「副業2.0」では、スポットコンサルから家事代行まで、さまざまな副業支援サービスが紹介されました。その中で唯一、「営業の副業支援サービス」として紹介されたのが「kakutoku」です。(参照記事:【完全図解】テクノロジーで変わる「副業社会」の未来」)
6,000名のフリーランス営業職が登録しており、自社のサービス特性にあった営業職と出会いやすいのが特徴です。営業職を採用するまで費用は全く発生しません。どんな営業職がいるのか、まずは登録してみてはいかがでしょうか。
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営業職争奪戦を勝ち抜くために
これまで「【特集】優秀な営業を採用する方法は?採用難の今、営業職争奪戦の勝ち方」と題して、3回に渡り営業活動のアウトソーシングについて解説してきました。
営業職と企業の出会いは、正社員採用だけに限りません。ぜひ外部の営業リソースをうまく活用し、営業職争奪戦を勝ち抜いていきましょう。
▼これまでの記事はこちら
第1回:【特集】優秀な営業を採用する方法は?採用難の今、営業職争奪戦の勝ち方
第2回:営業代行とは?アウトソーシングするメリットと注意点を解説
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